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R+ワーキング☆ショッピング
Vol.2 「
風景、あるいは
壁の絵を窓と
思い込みそこで
目撃した物語
を語る女の、
幽かな震え。」
作/演出:長堀博士
4月4日(土)>5日(日)@新宿タイニイアリス
出演:
正留歩、橋本沙織、辻崎智哉(mass%)、小澤凌(デンキブラン)、羽嶋佳奈、大原優貴、中島理乃、馬場とまと(東京パリ帝国)、主浜はるみ、深沢美雪/二階堂洋右、大畑麻衣子、他
日時:4日19時 +5日14時 +5日17時(全3ステージ) 料金:¥1200 (前売、当日共)
問い合せ/予約:home@rakuenoh-plus.net
チケット予約フォーム:http://form1.fc2.com/form/?id=388881
詳細はWEB:http://rakuenoh-plus.net/
経験から何かを学習し「その後」に生かす、ということ出来るのが、人と獣とを隔てている数少ない点だと僕は考える。もし同じ失敗を繰り返す、というようなことがあるなら、つまりそれはお前は人間とは言えない……
…という考えは手厳しいだろうか? だが、何かが終わった節目節目に振り返り、検証、反省を行うのは生き方においても、ビジネスの現場でも、最も重要なことの一つだ。例えば公演が終わって「良かった良かった、無事切り抜けてホッしたぁ」ってだけで、そこから後にバトンタッチする何かを学習して行かなかったら、成長や進化のチャンスをみすみす逃すことになる。喉元過ぎれば熱さ忘れるとは何と愚かなことか。愚か、とは元々の意味で、おろそか、と言うこと。愚かとは状態を言っているわけではなく、やるべきことをやらない、おろそかさを行為として、知の上での怠惰だと責めている言葉だと思う。
公演が終わった後の態度一つで、その後の自分の社会の中での、あるいは自分にとっても、の、価値の明暗を分けていることに早く気付いてほしいと思う。…ちなみに、放っておいても経験は何かを学習させる、なんてことはないですよ。学習とは意識的な具体的な作業のことなのだから。
Working☆Shoppingへの案内はこの2つ下です!!
誰でも他人との約束は守りがちだ。ミスや怠惰で約束を守れない時もあるだろうが、基本的には守ろうとするものだと思う。一方自分でやろう、こうしよう、これはやめよう、と決めたことに関しては、それを守ろうという姿勢がかなり弱くなる。状況や気分に簡単に左右され、保留されてしまうことが多い。
しかし、そこで、自分で決めたことを自分と交わした“約束”と考え、他人との約束と同じくらいの精度を持って守ることが出来ると、人が実現出来ることは見違えるほど多く、大きくなる。もしそういう自分であったなら、今見ている景色はかなり違うものになっていたはずだ、
……と、反省し(笑)、もっと何倍も頑張らねばと考えたのはここ一年以内のことだ。んーまだ成果は上がってないし、時にまだまだ意思も脆弱だが、少しは違う方向を向いていたいと思う。あなたは自分との“約束”を守れているほうですか? そして守れているなら、なんて言うか…、成功している口でしょうか?
近い内に良いニュースを届けられると良いと思う。
…また余計なことを書いてしまったので、ワークショップの案内はこの下の下です!! よろしくお願いします。
ふと思い出した話。タクシーに乗って運転手に「景気いいねぇ」と声をかけてみる。すると運転手は「えっ」て顔をして「バカをいっちゃあいけませんよ、知っての通り今景気は最悪ですよ」なんて言ったりする。でも「そう?最近会う人会う人景気が良くなってきたって言ってくるんだけど…」と答えておく。するとその運転手は後から考え始めるわけだ。…景気が悪いのは俺だけ?何がいけない?どこがいけない? …何か状況が変わったわけじゃない。でも、今まで社会や他人の問題だったものが自分の問題になる。
同じ状況でも視点を換えれば別の見え方が出来る。見え方が換われば、対処方法も変わり、解決への手順も変わる。そもそも、何をもって解決とするか、その答えまで変化する。
視点を変えるだけ。それだけで今自分の目の前の景色は大きく変化する。自分の問題ではない、と思っていたものが自分の問題になる。自分の問題なら、自分が手出し出来る。解決に向けて動ける。…今まで他人の問題にしてきた多くに対して、どれだけ影響力を持って存在出来るか? それが社会の中での自分の価値だと僕は考える。
今まで他人のこととして切り捨ててきた問題が自分の問題に見えてきた時、それは同時に貴方の自分を取り囲む周囲からの存在価値の変化を意味するんだ。
Working☆Shoppingへの案内はこの下です!!
「ing=現在進行形」のワークショップから、短期間で公演まで漕ぎ着けてしまうという特別企画。今回も新宿タイニイアリスの協力により、劇場をワークショップ会場に使用する贅沢企画になっています。新作台本を参加者に合わせて執筆。本格的な稽古、公演体験を行えます。最終2日間にはR+の新作公演として作品上演も。よろしくご検討下さい。 「昨年6月、やはり「タイニイアリス」さんの協力で行なった「W☆S」第1弾『風景を風と景に分ける…』では、非常に良い手応えを感じることが出来ました。14人の俳優達と駆け抜けるように公演までを行ない、その後の「RAKUENOH+」の公演にもそこで出会った何人かに参加をしてもらいました。今回も意欲のある方、意欲は?だけど勇気を出して参加を考えてみた方、一歩別の世界に踏み出したい方など、様々な方に参加してもらいたいと望んでいます。今回は、『風景、あるいは壁の絵を窓と思い込みそこで目撃した物語を語る女の、幽かな震え』というタイトルで新作を書きます。演出としては、「戯曲=詩」の考えから「耳からの聞こえ」にこだわった独特の語りと様式美の舞台を作っていきたいと思います。もしどこか琴線に触れるようなところがありましたら、まずは気軽にお問い合せ下さい。どうぞよろしくお願いします」(長堀博士) ■スケジュール: 3月20日(祝)19時~22時「池袋・稽古場」 21日(土)19時~22時「〃」 22日(日)13時~17時「〃」 28日(土)19時~22時「〃」 *上記の4日間は、どれか2回以上参加して下さい。基礎稽古です。 29日(日)15時~22時「池袋・稽古場」 30日(月)19時~22時「〃」 31日(火)19時~22時「〃」 *上記の3日間は全員参加です。 以下、場所は「新宿タイニイアリス」になります。もちろん全員参加にて。 4月1日(水)18時~22時 2日(木)18時~22時 3日(金)18時~22時 4日(土)10時~22時(19時~に本番を行ないます) 5日(日)10時~22時(14時~と17時~に2回本番を行ないます) *11日(土)19時~「精算&反省会」(予定) ■参加費:¥15,000- *作品上演はチケット代1200円の有料公演なのですが、参加者の方が知人などに宣伝してお客さんが来てくれた場合には、1名につき500円をバックします。例えば10人来た場合、5000円が自分へと入りますので、その分参加費が減る計算になります。色々な方に見ていただきたいということもあるで、お互いの為に宣伝に協力していただきたいと考えています。「RAKUENOH+」としても、普通の公演として宣伝など行ないます。 ■条件:年齢は18歳以上の方。過去の舞台経験は問いません。全員参加の日に、どうしてもお休みや遅刻などある場合には事前にご相談下さい。募集は10名程度の予定です。 ■お問い合せ&申し込み等、メールにて連絡を下さい。home@rakuenoh-plus.net 詳しくはその際に。 問い合せ、申し込みフォーム:http://form1.fc2.com/form/?id=389048 からでも連絡できます。 RAKUENOH+(ラクエンオウ・プラス) 〒170-0004 東京都豊島区北大塚2-24-20-1002
4月1〜5日(公演は4〜5日)/タイニイアリス*R+ Working☆Shopping Vol.2(俳優研修&育成ワークショップ+公演)
『風景、あるいは壁の絵を窓と思い込みそこで目撃した物語を語る女の、幽かな震え』(新作)作/演出 >ご予約
5月*日中交流舞台芸術プロジェクト『十人の夜』、北京、上海、他、三都市公演、長堀は演出助手
6月*SPIRAL MOON公演
『読後感』(再演)作
6月〜7月*RAKUENOH+(東京バビロン「現代犯罪フィールド」参加公演)
『ELECTRIC GARDEN』(再演)作/演出
8月*利賀演劇人コンクール十周年記念参加公演(古典戯曲の上演)演出
9月*OM-2海外公演、ワルシャワ、ロンドン(予定)舞台監督
10月*SPIRAL MOON公演
『水になる郷』(書き下ろし新作)作
11月*RAKUENOH+(旬の観たいもの展『劇的渋谷』参加公演)『タイトル未定』(新作予定)作/演出
*その他に別ユニットにて書き下ろし新作…、『フェルマータ』って音楽記号をタイトルにした新作、を執筆予定。秋〜冬?公演
…来年4月*RAKUENOH+、久々の中規模劇場公演を予定。
“体験をしないとそのものの本質は分からない”という考え方がある。それは真実だと思うし、自らの不器用さがそれを実践させるに至っていて、僕には実感として分かる部分がある。面倒くさくても、時間がかかっても、本当にそのものの本質に迫る為には実際に動いて経験してみるしかないのだ。
ところで演劇の可視化の話の続きだか、演劇は上記の“体験”に限りなく近い形の出来事として考えてもいいと思う。役者はもちろん、観劇も同じように。可視化と視の字を使っているが、体験に非常に近いと考えていいだろう、って。比較的最近発見された脳の物質にミラーニューロンってものがある。ミラーニューロンが僕らにもたらしている効果は…、例えば誰かがスキーをやっているのを見たとしよう、しかし、見ているだけでも、脳の中ではそれを実際にやっている時と同じような働き方をしているのだ。見る行為は僕らが今まで考えていたより体験にずっと近いことなのです。僕は最近、稽古場で役者にとにかく良い芝居、良い演技を見てほしいと話すが、ミラーニューロンの働きを信じてのことなのですね。また、悪いものを見るのは逆に悪い効果をもたらすし、悪い…、の言葉の解釈はそれぞれに任せますが…、環境に自分がいるとしたら、離れた方がいいと僕は思ってます。他人の行為が見るだけで脳の中では体験に変わる、というのは、恐ろしいことでもあるから…
…生身の人間が目の前で何かをやっているのをライブで見る、ということは、ゲームやネットやコンピューター上でのバーチャルリアリティーなんかより、ずっと擬似体験になるということに、演劇やステージパフォーマンスの価値があると僕は考えます。実は凄いことなんだって。そして同時に、俳優と演出が背負っている責任について思いを巡らせます……
可視化について別の話。鈴木忠志(敬称略)の鈴木メソッドは、過酷な訓練から屈強な肉体を作る…、みたいなイメージがあるが、…実際に厳しい訓練もあるが…、まず、可視化、ということについて考えぬかれた俳優訓練法であると言えると思う。鈴木メソッドが可視化しているのは、呼吸と重心、の2つだ。俳優にとって重要なのは、実際には目には見えない呼吸と重心、この2つのコントロールであって、それを鈴木忠志演出作品に出演する基礎に置く、と言うのが僕から見たメソッド。すべての優れた俳優、スポーツ選手、政治家や武士に至るまでに共通する優れた肉体の側面として、呼吸と重心のコントロールに着目したのは、論としてもかなり高度だと僕は思っている。実際に多くの俳優が、呼吸のコントロールでかなり声の出る俳優になり、重心のコントロールで力強い表現を可能にしている。…
だからと言って僕は安易にメソッドを稽古に取り入れたりはしてない。のはご存知の通り。それには自分なりの理由もあるが、鈴木メソッドは鈴木忠志以外の演出家にとっては両刃の刃だと思っているのです、他のメソッドを取り入れているカンパニーを見ていると… 詳しくは長くなるので… ただ、前にメソッドの十日間を越える濃密なワークショップを見学した時、ああ、そりゃ色んな演出家がメソッドに飛び付くわけだ!と、強く感心したのは事実。凄い、の一言。…そう、メソッドには、曖昧で多様な演出家の仕事に、「こうすればいいよ」って一つの正解を指し示す効果があったのです。これも一種の可視化か…、
僕が常々話している「一人一人の想像力によって理想的にイメージ出来る読書体験」に対し「具体的に誰か人が演じ見せてしまう演劇、その観劇体験」が優ることはあり得るだろうか? という命題と、それを乗り越えようというチャレンジは、何がどうであれ重要なことだと思う。…だが一方、演劇にも「可視化」させるという重要な側面があることは忘れてはならない。
この世の中には隠れていてそのままでは見えにくい、見えないものが沢山ある。それを見えるようにする、という仕事を担うなら、それは社会の中でとても重要な仕事だなぁと僕は思う。人の持つ視野というものは決して広いものではない。大きすぎるもの、小さいと思い込んでいるもの、遠くのもの、近すぎるもの、指向性を持つ優れた器官は時に、様々なものを視野の外に置く。そして、その中には見逃してはいけないもの、勿体ないもの、がやはり沢山ある。演劇がきっとそれを見せよう。可視化の担い手という認識もまた、持っていて良いと思う。
携帯から。 …と、考えると、演劇作品とは親に「見て、見て!」とせがむ子供のような存在ということになる。演劇作品(舞台)=子供。この考えはかなり的を獲ていると思う。演劇の中のPLAY=遊戯性。演出との関係から生み出される、俳優の中の一種の幼児性。ふと、ニーチェの三段の変身の文章(なんてネーミングだったっけか?)を思い出す。大きなモノを背負うことで感じる自分の強さに喜びを見いだすラクダから、すべてを欲しいままに奪う龍に変身し、最終段階として幼子に変身するという、成長のプロセスの話だ。演劇作品とは、人の成長の最終段階であるところの、幼子、と言えなくはないか? まあ、それはもう少し深くちゃんと考えなくてはならないが… ただ、そう言えば過去の自分の上演作に「見て、見て!」(再演して!)とせがまれる幻想、幻聴は、正直、あるなぁ、と思ったりもする。
メインの話の『棲み込む』アプローチは、何にでも応用して考えることが出来るし、少し色々みんなで考えてほしいなぁ、と思う。僕にとっても未知のことだし。 …ただ、未知であるのに何だか確信めいたモノを感じているこれは、まさに『暗黙知』なのではないだろうか?