『……そして、その次はテレビでした。テレビに出ているすべての人の声がガーガー言って、何を話しているのか分からなくなりました。ガーガーというのはアヒルの鳴き声じゃありません。もっと耳障りでイヤーな感じ、の。…町の人々、よく行くコンビニの店員、会社の同僚、家族… だんだんガーガーとしか聞こえない人の数が増えていって/そして、しばらくして私は倒れ病院に入院しました。先生もガーガーしか言わないので病名は分かりません。気がつくと私はこの世界では異邦人で窓から見える物語と夢とあなただけが唯一の、……』
上記↑↑『プロフィール』内の『連絡先』より”ご予約メール”を簡単に送信できます。お名前と人数、日時を送信下さい。今回も小空間のため客席数40席予定の公演とさせていただきました。お早めの予約をおすすめいたします。(pcの場合は右横にプロフィール欄があります⇒)
■RAKUENOH+次回は1月18日19日20日>渋谷・ギャラリー・ルデコ4にて、『恋愛』をキーワードに名作傑作古典戯曲からの名場面作品をお送りします。長い間患って病院に入院している綾子、彼女が毎夜ベッドから窓を覗くと、そこから見えるのは様々な愛の物語、事件達…
タイトルは『東京遠景』!! 期待の作品です!!
■1月⑱(金)19:00pm
/⑲(土)17:30pm
/⑳(日)12:00pm&15:00pm
(計4ステ・客席数40席予定)
■料金:前売/予約/当日共¥2800円
■ご予約:home@rakuenoh-plus.net へ、お名前、ご覧の日時、人数をお送り下さい。
*前回公演では7ステのほぼ全日がご予約で満席に。千秋楽には客席を直前に大きく改造、椅子を買い足しての対応にて約倍の方にお越しいただきました。もし観劇の日時がお決まりでしたら是非メールにてのご予約をおすすめいたします。よろしくお願いします。
本日はご来場いただきまして誠にありがとうございます。今回の2本目の上演作、「6よりも先」に、大変わかりにくい部分があるので、その説明をご挨拶に代えさせていただきます。
今回の作品には「スペイン風邪」というのが出てきます。1918年の3月にアメリカのシカゴで流行し始めたこの病気は、第一次世界大戦の米軍のヨーロッパ進行とともに大西洋を渡って、ヨーロッパ、そして世界中に広がりました。2回目の流行はその年の秋、病原菌は更に強まって死者が急増し、翌年の春の3度目の流行と合わせての感染者の数は、6億人と言われています。当時の世界の人口が8億から12億と言われているので、この感染者の数がどれくらいすごい数字かは簡単に分かると思います。そして、死者の数は4千万から5千万とも言われています。実は、第1次世界大戦の終結をこの病気が早めたとさえ言われているは、第1次大戦の戦死者の数が2千万人弱なので、その倍以上の人がこの病気で死んでいることになるからなのです。
さて、スペイン風邪、と呼ばれていますが、実はこれは風邪ではなくインフルエンザだと言うことが分かっています。時々ニュースになる「トリインフルエンザウィルス」がスペイン風邪の正体です。
…それまではヒトに感染しなかったトリインフルエンザウィルスが、ある日、突然変異してヒトにも感染できるように変化します。普通のインフルエンザよりも30倍の速度で増殖、感染して、死に至る合併症を引き起こして瞬く間に広がっていく。普通のこういった病気の流行なら、体力のない者、子供や老人での死者が多いの対してこの病気は青年層の死者が多く、社会的に、大きな大打撃をこうむります。
時々、新聞やTVのニュースでも小さく取り上げられる、例の、養鶏場の鶏にトリインフルエンザウィルスが見つかって、そこの鶏全部を焼却処分するって事件。なぜ、何を恐れてそこまでするのかが、この話を聞くと「ああ」と分かるはずですね。でも、こんなに大変なことなのに、実は報道は大きくは伝えていないような気がします。で、よくよく考えていくと、伝えることが出来ないのではないか? と思い至ります。それは、日本の、国としての、万が一第2のスペイン風邪が大流行を起こした際の対策が完全に遅れていて、あまり情報を大きく伝えて恐怖をあおると政権が大きく壊れるほどのパニックになるから、…かもしれないと想像してしまいますね。実際に、海外の先進国のほかの国と比べて、治療薬の備蓄や対応そのものに不備があると言われています。
さて、想像してみてください。今、この時代に、トリインフルエンザが人に感染しだす日のことを… 66億5千万の半分が感染し、その12分の1が死に至る。しかも、その多くが、交通の発達により世界中から飛行機が入ってくるくせに、治療薬の備蓄や対応そのものに不備がある…、対策が遅れていると報じられるアジアの小国に集中する日のことを。世界中で3億近い人が死ぬ、その多くが、例えば人口が1億3千万しかない国に集中する…
…今回の作品では、その「スペイン風邪/トリインフルエンザ」の恐ろしさを、変な言い方になりますがプラス思考に、ある側面では「いいこと」に使っていけないかと…、「いいこと?」、いや、そんな発想自体が恐ろしい作品として描きました。なかなか正しい解答を示せない問題集としての作品です。過去の好評作にして自信作の「鳥白」とのカップリングとして、大きなプレッシャーと大胆なチャレンジを行った作品。もし気に入っていただけたら大変嬉しいです。もちろん、「鳥白」も。
「鳥白」については何の難しい説明はありません(笑)。比較的最近の作なのに、自分にとっても思いがけなく、ワークショップの稽古でテキストとして使用したことから思いが深まって、早くも再制作してしまいました。実は今回の公演の初日は「6先」「鳥白」の順番で上演したのですが、2日目から稽古しなおして逆順での上演に変更になっています。まずは「鳥白」から。そして「6先」と続きます。ぜんぶで2時間5分くらいです。
今回は本当にありがとうございます。また来月、4月と公演が続きますので、どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。 ( RAKUENOH + 長堀 )
上記↑↑『プロフィール』内の『連絡先』より”ご予約メール”を簡単に送信できます。お名前と人数、日時を送信下さい。ミニマムな小空間にて濃密な時間を共有できる公演として客席数30席の公演とさせていただきました。早めのご予約をおすすめいたします。(pcの場合は右横にプロフィール欄があります⇒)
「RAKUENOH+からの手紙」
初めての方には、はじめまして!
お久しぶりの方には、どうもご無沙汰しております。お元気でしたか?
いつもいつもの方には、いつも本当っにありがとうございます。はい、しばらくぶりに公演が近づいてきました。今回もよろしければぜひ。
RAKUENOH+の長堀です。公演のご案内です。どうぞよろしくお願いいたします。
前略、さて長いお手紙を(笑)。個人的にはここ数年でこんなに期間が開いて公演を行うのが久しぶりのことになります。様々な状況から1ヶ月も開かずに次の作品の稽古、なんてことを何年もずっと続けていたのですが、今回は、前回の4月の「お國と吾平」以来本当久しぶりの公演になります。
さて、そんな中、今回の公演稽古では9月と10月に俳優のためのワークショップを行うことから始めました。いつも出演している方たちも含め、ネットの掲示板を見て応募をしてきた方なども交えて「RAKUENOH+」で考えるちょっと独特の舞台について体験→勉強→模索を行って、その中から出演者が決まっていったのです。だから今回の公演はR+にとって、3分の1くらいがまったく新しい出演者たちで構成されています。
さて、その10月のワークショップのことです。テキストとして使用したのが『台詞劇 白鳥の湖』という僕の旧作でした。実はワークショップの前夜、練習用に使える過去戯曲をパソコンの中に探していたところ、謎のテキストを発見したのです。それは、『台詞劇 白鳥の湖』を書くための準備メモみたいなもので、実はその中に自分でも書いてすっかり忘れていた『未上演場面』が入っていたのです。そしてワークショップ用にその『未上演場面』を加え、逆に短い戯曲として使用できるように大きく別の場面はカットして、とやってみると…、この戯曲のある重要な要素がよりクローズアップされて、非常に(恥ずかしながら自画自賛ですが、)素晴らしいもののように思われたのです。もともと個人的に愛着もあり自信のある戯曲であったのが、また新鮮さを得て現在進行形で魅力的に感じてしまいました。
そして、心を鬼にして!次回上演作にこの戯曲を使いたいと言いだしたのが稽古直前のワークショップの最終日でした。決して、タイトルだけ発表になっていた新作『旅行記とその船』が書けなかったわけではありません。本当です。…っていうことにしておいて下さい、、 そして、改めてもう一回、今度は上演用にと改訂したのが今回の、タイトル改メ『鳥の白の果て、あるいは世界が終わる時に最初に消えた白鳥の湖と鳥の話、その一部』です。長いタイトルですね。キューブリックの『博士の異常な愛情』を思い出すでしょうか、…吉祥寺シアターという大空間で初演を迎えた『白鳥/鳥白』を今回、ルデコという極小空間で再演する《難しさ/楽しさ》や、初演時にかなり好評だった(俳優の力を得て手応えの大きかった)作品を、まったくの違うキャスティングで稽古する《難しさ/楽しさ》に今現在、直面している真っ最中です。…というわけで、今回は、そんな自信のある戯曲に新たなるチャレンジを加えた面白い上演になりそうです。ぜひ観劇下さればとても嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。
はてさて、実は今回2本立てです。もう1本は予定通りの最新作『6よりも先』になります。今、予定通り、と書きましたが、実は内容は予定していたものより、かなり違うものになりつつあります。というのも、上記した『白鳥/鳥白』が自分にとって自信のある戯曲ですでに完成している戯曲であることから、同時上演作に対するプレッシャーがかなり高くて、書いても書いても自分でOKを出すことが出来なくて、どんどん違う方向へと話が進んでいったのです。そう、とんでもない方向に! この執筆は、自分にとってのイメージとしては脳の限界にチャレンジするようなくらいの、想像力を駆使して、引き出しをこれでもかと開けた、かなり熾烈を極めた作業でした。いや、正直言うとまだ完全には執筆が終わっていません。まだ、ごめんなさい出演者の皆様!状態です。
…そうして完成する『6よりも先』ですが、これがかなりヤバイ面白い作品です。だと思います。自分で考える高いハードルをちゃんと越えた物語、…いや、物語というより「世界」と記述した方がいいような気がしますが…、を提出は出来ているつもりです。そして、表現としては実験的な精神の上にある「+LOFT」公演に相応しい面白い演出も思いついちゃいました。『白鳥/鳥白』と死や滅亡をキーワードにリンクさせながら、また別の《闇=病み》を浮き彫りにさせる上演作が出来上がりつつあります。あと少しで!
この稽古の中で、芸術家や表現者にとっては世界は常に荒野や荒地だと話したことがあります。実際に目で見/手で触れるものは虚ろで意味がなく、目を瞑ったときに見え/聞こえる絵や音にこそ、実態のある寒々とした景色が広がります。物語は虚構ですが、物語のものすごく薄い皮1枚で隔たった現実からの影響で、イメージされるのは瓦礫や乾燥した大地でしかありません。今回の2作品は、そんな(・・・)世界(・・)の中での、広い意味での「旅」の物語だと言えるかもしれません。
師走の忙しい時期ですが、もしお時間など取れるようでしたらぜひ、ぜひ、渋谷のギャラリー、ルデコの5階に足をお運び下さい。今出来る渾身の2作品でお迎えいたします。どうぞよろしくお願いいたします。
RAKUENOH+ 長堀博士
■新作「6よりも先 」
出演◎ 大畑麻衣子* 塩山真知子* 小林奈保子* あちゃ* 藤野友美子* 竹中さやか*
森野健吾* 吉成豊(イエ・ドロ)* 大友久志*
■改訂版「鳥の白の湖の果て、あるいは世界が終わる時に最初に消えた白鳥の湖と鳥の話、その一部‐台詞劇 白鳥の湖・改訂版‐」出演◎ 植村せい* 正留歩* 二階堂洋右* 政井卓実* 橋本沙織* あべあゆみ*
羽嶋佳奈* 藤原友佳里(kiotk)*
スタッフ:
演出/作/音響/美術:長堀博士
照明デザイン:南出良治
舞台装置:田中新一
宣伝美術:小田善久
衣装協力:space J
企画/制作:RAKUENOH+
11(火)~14(金)>7:00pm 15(土)>3:00pm+7:00pm 16(日)>3:00pm
* 開場は30分前。
* 2作品を同時上演いたします。
* 各回限定30席です。当日券も若干ご用意させていただく予定でいますが、早めのご予約をお勧めいたします。
■前売/予約/当日:2800円
■ご予約:home@rakuenoh-plus.net、もしくは、rakuenoh-plus.net@docomo.ne.jp
(お名前と人数、日時を送信下さい)
■お問い合わせ:03-3918-5883 /(公演期間中)090-4959-6739
□□■NEXT PERFORMANCE NEWS!!
RAKUENOH+LOFT:Vol.8「(未定)」
>2008年1月18日(金)~20日(日)
>GALLERY LE DECO 4(渋谷ギャラリー ルデコ 4)