「R+ワーキング☆ショッピング Vol.2」の募集案内

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今回の、公演としての情報:  

R ワーキング☆ショッピング Vol.2◎公演

新作『風景、あるいは壁の絵を窓と思い込みそこで目撃した物語を語る女の、幽かな震え』

作/演出:長堀博士

44日(土)~5日(日)@新宿タイニイアリス

出演:「R+Working☆Shopping Vol.2」の参加俳優たち(→WEBで後日発表!)

日時:4日19時 +5日14時 +5日17時(全3ステージ)

料金:¥1200(前売、当日とも)

チケット予約フォーム: http://form1.fc2.com/form/?id=388881

問い合わせ: home@rakuenoh-plus.net

詳細はWEB: http://rakuenoh-plus.net/ に、ぜひアクセス下さい!!

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「プラス・コメント」

お疲れ様です。RAKUENOH+の長堀です。次回企画公演のご案内です。ワークショップの募集に触れて、R+関係者向けに書き始めたのですが、だんだん色々な人にとっても必要なことも書いたのでは?と思い、普通に公開することにしました。以下……

ご存じの方はご存じのように、楽園王からRAKUENOH+に改名してから、俳優を育てる、などということにずっと取り組み、模索してきました。しかし、全部がうまく行っていたわけではありません。紆余曲折、あっちへ行ったりこっちへ行ったり… 特に問題だったのは、後から考えるに「出たい」という意志を示した人には普通の出演機会を与え続ける、ということした。僕自身が作家である為に、人数や男女比など、それに合わせて書くと言うことが出来るので、このような公演を可能にしてきました。が、正直、それが作品全体にとってはレヴェルを下げることにもつながった部分があります。僕が時にはうまく合わせて書ききれなかった、ことも含めてですが。

…利賀演出家コンクールからの流れで、僕が演出家として作品に求めることは本当は高くなってきています。そして、だからこそ一つの危機感から「俳優育成」などと言うちょっと気恥ずかしいネーミングのことに意識を向けたのですが…、実際は作品の質を安定させることが困難なこともありました。本当、難しいなぁ、と思います。ただ、でも、「出たい」意志(=決意みたいなもの)は大切にしたい気持ちは変わらず持っているのです… 僕はそれは大事にしたい。そこらか育まれるものがあると考えています。

その後、幾つかの公演や企画での模索、反省での中で考えたのは、「公演」と「俳優育成」を同時に行なうことは難しい、というようなことです。当り前のことかもしれませんが、僕は色々やって実感として感じられないと分らない性質なので、それは仕方がないのです。で、切り離したのがちょうど昨年でした。本公演では「出たい」と言っている人を誘う、ということを一旦止めて、作品重視で「作品や役に合わせて誘う」ということを行なってきています。そして、切り離した「俳優育成」ということに特化した事業として始めたのが、今回の「R+ワーキング☆ショッピング」というワークショップです。これはこれでとても大事な事業だと考えて行っています。

でも詳しく読むと……、えっ? でも結局公演じゃん! って声も聞こえてきそうですが、やっぱり「公演」への稽古こそ、役者が色々学べる一番の場であることは事実で、そういう意味から、実は僕にとってはかなり大変なこんなことを始めてみたのです。公演という形を取るし、事実公演ですから、あるレヴェルを普通に目指します。が、「W☆S」の目的は、だから少し違います。もっと出演者寄りのことに目的があると言ってもいいと思います。普通に足を運んでくれるお客さんに対する保証は…、作家、演出家としての僕の手腕の見せ所として、それは面白くしていきますよ、はい。

…僕にとって、RAKUENOH+で行なっている「人づくり」から始める、ということは、あと少しで20年にもなる劇団をやって来た者として、この演劇界の中で行なうべき重要な責務と考えています。単に自分や自分達のために、ということを越えてもっと大きな枠の中で…、単に公演を行なうカンパニーではなく、これも重要な「柱」として行なうべきだと、そう考え続けています。僕は演劇界では少数派ではあるのですが、俳優の才能は天性のものではなく、後天的に学習や練習や経験によって育てることが可能なもの、だという姿勢から色々活動しています。そう言う考えの人は実は少ないのです。それは、確かに一人一人違う個性を持った人達ですから、学習などが「実を結ぶ時間」や、その「実の結び方」には差があるとは考えています。性格に問題がある人には性格を変えてもらわなくては、なんて大変なことも視野に入れてですし… しかし、「演技」って言葉が「技」という字を使って表せることには、「=技術」と言うことですから、知識として共有が可能だと思うのです。今、演劇界の中では、実際は天性の才能だと考えている人達が平気で、「研究生制度」や「学校」などを通して「教える」真似事をしています。(いや、実際には僕よりも素晴らしくカリキュラム化されてはいるでしょうが…)それを、頭ごなしに糾弾するほど演劇の世界の事情が見えていないわけではありません。が、やはり僕のような考え方の人が「教えるってことをやったらいいのでは?」と純粋に思いはするのです。で、こういう演劇界全体から見れば小さな取り組みではありますが、ワークショップを始めてみているのです。

今、演劇の世界では、過去あったある種の演劇のスタイルへの批判と日常のリアリティの追求から、「人からどう見えるか?」ではなく、「自分の内面をどう作るか?」に比重が行きすぎて、結果、「表現」としては「アマチュア化」してきている傾向があります。日常のリアリティと比較して、「普通はこんなことしないよね」「普通ならこうだよね」って追求を始めると、芝居は日常化して、結果「演技」ということから離れ、俳優はどんどん素人、アマチュアになっていってしまうのです。また、僕にはそれがマスターベーションに見えることも多いのです。今あらためて、「日常のリアリティ」から離れ、「舞台の上でのリアリティ」を考える時期に来ているのではないでしょうか? 観客という第三者が見て、その人に「伝わる」ということを意識して、実現する「表現」ということを考えることは、今、現在進行形で必要なことだと強く感じています。演劇はコミュニケーションのジャンルです。生で、ライブで、観客がそこにいて「演じる」ということの意義は、観客からの視線や反応の「雄弁さ」を受け止め、そこにコミュニケーションを成立させることだと思うのです。「W☆S」は短期集中の事業ですので成果には限界があると思いますが、ほんの一歩の歩みでも良い歩みになればと思い、僕としては全力で取り組みたいと思います。また、良い出会いがここであり、その後のRAKUENOH+の公演にて活躍してくれる才能を発掘、育む切っ掛けになればとも思います。あるいは、これを経験した人が、その後別の稽古の現場で、「あっ、これか」って気づいて役に立つようなことを伝えていきたいとも思います。今回、前回同様「タイニイアリス」さんの協力にて、普通に公演すると高額になる劇場費をかなり抑えて「ワークショップ+公演」を行えます。だから参加費も、普通に芝居への出演を考える意味では、かなり安くなっています。しかし、劇場なんて場所を使用しますので、ワークショップとしてだけ考えると、少し高い印象でしょうか? ですが、もし何か気になるなぁと思った気持ちがあるなら、参加を考えてもらえたら、と思います。

もうすぐ「RAKUENOH+」は「楽園王」時代から数えて20周年の大きな転機になります。15周年で改名して、こうした事業を始めたように、また良い機会として何か大きな分岐点になればと模索しています。どうか、こういう機会に良い協力者が現れること、あるいは育まれることを今、強く、強く、祈るような気持ちで願っています。…ってなわけで、相変わらず長くなりましたが… どうかよろしくお願いします。あと、お誘いとはあまり関係なさそうな色んな人にもこの文章が渡ると思いますが、それはそれ、ふーん、今こんなことやってるんだぁ、と伝わればいいと思ってます。ではでは。

RAKUENOH+ 長堀博士

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